about

tsukasa wonder mug

器と窯、人と土、そして

岐阜県多治見市で、古くから築炉業を営む司電気炉製作所の窯から生まれたマグの専門店。色やデザイン、形状や用途などマグカップで表現できる作家性に着目した。
tsukasa wonder mugは、全国で活動する作家の工房を訪れ、現場の空気感や作家の人柄、考え方に改めて触れるところから始めた。そこで生まれた窯屋と陶芸作家のコミュニケーションは、ものづくりの背景として当サイトで発信する。また、窯屋が作品を買い取って販売する仕組みは、窯を使ってくれている作り手への還元でもある。
「マグカップ」「司電気炉の窯」という二つの条件下においても、多種多様なマグカップが生み出されている。この景色からやきもの、個人作家の可能性を感じ取ってほしい。


司電気炉製作所

作り手の灯を絶やさないために
 
国内有数の陶磁器産地・岐阜県多治見市で窯業用の電気炉を作っている司電気炉製作所。昭和33年の創業当初は上絵付用電気炉の製造が主流だったが、その後は本窯用、ガラス用、乾燥用など個人作家を中心とした窯作りを続けてきた。 「どこで、どのように、何を作りたいか」をヒアリングした上で、窯作りは全てオーダーメイド。tsukasa wonder mugを通じて知り得た納品後の窯の様子や作陶現場での知見も、作家たちに共有している。何十年経っても窯の修理やアフターフォローができる存在であり続けるために持続可能な経営を目指す。また、地元の上絵付工場跡地で若手作家が集うオープンシェア工房「司ラボ」を運営し、あらゆる側面から地場産業を支えている。