artists

Sayaka Hayashi

Tanbasasayama, Hyogo

繊細ながらも存在感のある器は、轆轤でひいた形を丹念に削って成形したもの。柔らかくゆらぎのあるラインが、あえて酸化焼成で仕上げた柔らかな白磁の色によってより引き立てられている。どこまでも神経の行き届いた制作だが、そのこだわりのひとつである薄く開く丁寧な口元は、口当たりが良いことはもちろん、周囲に溶けだしていくような儚さを醸し出している。そんな形の美しさと、器としての使いやすさ、双方を両立していくことが今改めて大切にしていることだ。
どこか大らかなところがある陶芸は、自分に合っていると感じている。これから先も作り続けるためにも、土の再生や轆轤以外の成形方法、様々な可能性を模索しながら日々制作に臨んでいる。

2017多治見市陶磁器意匠研究所 卒業
2020金沢卯辰山工芸工房 修了
現在、atelier 霖(丹波篠山)運営

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