artists
Taiki Matsunaga
Tajimi, Gifu元々は絵が好きだったことから、美術系の仕事を志した。そのなかで、一人ですべてをできる仕事をやりたくて、一から陶芸を学び始めた。やきものを通じた縁で、マレーシアやメキシコへ渡り制作した経験が、定式化をするりと交わす、多彩な創作活動の土台となっている。
磁器も土物も、型も轆轤も、酸化焼成も還元焼成も。「飽きっぽいから」と、多彩な技法を旅するように軽やかに手掛けてきた。若手を指導する立場にもなった今、改めて土の力、そして作り手の内面が自然とにじみ出てしまう、手びねりによるものづくりに魅力を感じているという。
釉薬をかけたうえに、パラフィンでマスキングをして黒の顔料を施し、モチーフを表したマグは、版画的な装飾と手びねりの造形が相まって、作り手の息遣いが色濃く感じられる、まさしく手仕事といった佇まいをみせている。
1977 | 愛知県立瀬戸窯業高等学校専攻科陶芸コース 修了 |
マレーシアAW POTTERY 勤務 | |
1980 | マレーシアペナン ASIAN POTTERY 勤務 |
1981 | メキシコトルーカ陶磁器学校勤務 |
1985 | 多治見市市之倉に「松永工房」開窯 |
陶磁器デザインフォーラム・せと '91グランプリ | |
日本クラフト展 優秀賞 | |
ビアマグランカイ2 審査員特別賞 | |
瀬戸藤四郎トリエンナーレ審査員特別賞 他 |