artists
Tetsuya Ōzawa
Tokoname, Aichi「ぴしっとした」かたちが好きだという作家が、制作で意識するのは線とフォルムの美しさだ。高台を小さく作り、土の様子を伺うように、薄く拡げていく。静かだが技術を要される仕事は、その難しさに面白みを感じている。近頃は自分の仕事を広げるためにも、大型作品も手掛けている。豪快なものづくりにも憧れるというが、根っからの丁寧さは凛としたフォルムににじみ出ている。たとえば急須用の釉薬「チャラ」や成形のしやすい大物用の土など、常滑という地にも支えられた、芯の通った制作を続けている。
1984 | 岐阜県多治見市生まれ |
2008 | 名古屋芸術大学美術学部造形科卒業 |
吉川正道 氏に師事 | |
2015 | 愛知県常滑市にて制作活動中 |