artists

Tomoko Nakaso

Onomichi, Hiroshima

特徴的な文様は、飛びカンナで施したもの。大学時代の恩師の手伝いで習得した技術が、今は自分の技になっている。回転する器体に、カンナを当てて削りとることによって表す文様は、掘り取った部分に溜まる釉薬の表情も面白い。釉薬も自分で工夫しながら、彫る面積やかたち、間隔を変え、色と影のバランスを探っている。模様が自由に踊るためにも、ベースとなるかたちを作ることにもこだわっている。かたちを作るにも、模様を作るにも轆轤を使う。そういえば陶芸を志したのも、轆轤がもたらすハリのあるかたちや、土の伸びていく感覚に惹かれたからだった。意識している作品の軽やかさは、回転する轆轤の軽快な動きとも重なる。

静岡県生まれ、広島県育ち
2005尾道市立大学芸術文化学部美術学科 卒業
2007多治見市陶磁器意匠研究所技術コース 修了
尾道市立大学美術学科助手(~’16)助教(~’17)非常勤講師(’17~)
現在 広島県尾道市にて制作

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