artists

Yaku Murakami

Chino, Nagano

端正なフォルムは一見すると轆轤で成形されたものに見えるが、手びねりで細やかに形作られている。絵画や立体など、いわゆる芸術表現を志していた作家だが、初めて器で個展を開催したとき、使い手のリアルで率直な反応に、器ややきものの表現性を直に感じた。だからだろうか、端正で寡黙な顔をした器は、手に取れば作家がその指先を通じて詰め込んだ作者のこだわりが伝わってくる雄弁な性格を内に秘めている。
全体よりもディテールの仕上げに時間がかかる、という制作の姿勢にもそんな思いが現れている。美は細部に宿る、そんな言葉を体現するような器たち。

1967東京生まれ
1992武蔵野美術大学専攻科 工芸デザインコース卒業
以降、造形作家として個展を中心に活動を始める
1998陶器の製作を始める
個展
桃居(西麻布)
うつわ楓(南青山)
日々(銀座)
うつわ祥見(鎌倉)
高島屋(新宿)
松坂屋(名古屋)
人澹如菊(台北)
茶家十職(北京)
企画展 グループ展
スパイラルマーケット(青山)
国立新美術館SFTギャラリー(六本木)
flow(ロンドン)
その他、個展、グループ展等多数

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